ストーリー

会ったことのない君に恋をしました―

きっかけは高校時代に大好きだった「忘れられない本」。食品会社の営業として働く向坂伸行(玉森裕太)は、本の結末が思い出せず、ネット検索をしてたどり着いたのが「レインツリーの国」というブログ。管理人は都内在住のひとみ(西内まりや)という女性だった。
ひとみが生き生きと書き綴っていた「フェアリーゲーム」の感想に親近感を覚えた伸行は、関西弁でひとみに語りかけるようにメールを書き始め、読み返す間もなく一気に「伸」という署名で送信してしまう。メールでふたりは繋がり、会ったことのない彼女に惹かれていく—。「直接会いたい」という伸。しかし、ひとみは「会えない」と言う。頑なに直接会うことを拒む彼女には、言い出せない「秘密」があった。

「秘密=感音性難聴」を抱え、自分の殻に閉じこもっていたひとみ。会いたい気持ちはありつつも、会ってがっかりされるのが怖くてためらっていた。しかし、伸行の熱心な誘いに、遂に直接会うことを決心する。お互い緊張しながらの初デートがはじまるが、伸がランチで人気のあるお店に案内すると「静かな店がいい」と断り、映画を見る際には「(見たい映画を変更してでも)字幕版がいい」とこだわるひとみに対し、イライラしたりむっとしたり、伸は少しちぐはぐさを感じていた。
デートの終盤を迎え、ひとみがエレベーターに乗り込んだ際に重量オーバーのブザーがなる。しかし、ひとみは降りようとしない。伸行はひとみの腕をひっぱりエレベーターから降ろすと、ひとみに怒りをぶつける。
「重量オーバーだったんですね…。ごめんなさい。」と頭を下げたひとみの耳には補聴器が。愕然とする伸。
「一回だけなら、ばれずに済むんじゃないかって…。伸さんが戸惑ったり、イライラしたりしてるのずっとわかってました。途中まで普通の女の人みたいにデートできてうれしかったです。」ひとみは涙をこらえて走り去る…。何も言えず立ち尽くす伸行。
まっすぐに想い合うあまりに、傷つき迷うふたり。伸とひとみの奇跡の出会いが、本当の意味での「障害」を乗り越えたとき、現実の世界に「レインツリーの国=ときめきの国」を見つけることはできるのかー。感動の結末に心が揺れる。

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